Maple Mini 3.3Vで2SK2232を駆動できない件

Arduino Nanoは5V動作なので、手元に大量にあるMOS-FETの2SK2232が直接駆動できました。
2SK2232の写真
3.3Vでは駆動できない2SK2232

同じ感覚でMaple Miniから2SK2232をドライブしようとしても、全然動きませんでした。
一部のネット情報では3.3Vでも動作するような書き込みがあったのですが、Aliexpressの格安ルートで購入した製品は、東芝製とは違うのかもしれません。 結論として、3.3Vで2SK2232は使えません。

そんな理由で、扱える出力はずっと小さくなりますが、2SK4017(Q)を使うようになりました。
2SK4017の写真
3.3Vで駆動できる2SK4017
値段も秋月で@30円ぐらいなので、安全領域の12Vで1A程度までは使いやすいです。
(より低電圧なら5Aまで) 

恐らく同じ経験をお持ちの方がいると思いますが、

鉄道模型のエレクトロニクス工作 (ホビーテクニック (49))

この本を読まれて実際にトランジスタコントローラーを作ったことのある場合、
2SD560というトランジスタがスタートになります。
2SD560の写真
鉄道模型で好まれた2SD560
手元にも30個ほど余っていますが、このまま使わないかもしれません。


2SD560 2SK2232 2SK4017 の写真
時代に合わせてトランジスタも変わる
MOS-FET化で2SK2232に、OPアンプによるPWM化で発熱がなくなり、コンピュータ化でPWMの特性も簡単に制御まで可能になると歴史が続いた後、3.3V化で、またトランジスタ選びの岐路に立っている感じがします。

このブログの人気の投稿

ESP-01 (ESP8266) 2個使いAPとクライアントにして通信する手順

SSD1306 トラブルシューティング